家族へのヒーリング

家族へヒーリングを送るのはいいのかどうか 。

ピロ魂さんのブログに「これからの家族との付き合い方」について書かれていて、

今までの日本人としての家族関係は、
束縛し合う、期待し合うというところが多々あったが、
これから先の未来は、
それも過去のものとせねばならない。
お互いを尊重しあい、
困った時には助け合うけれども、
基本的には、一個人として精神的に独立し、
自分で自分の未来の道を切り開いてゆくのだ。
それが霊的な独立にも繋がり、
個人のアセンションにも繋がってゆく。

とありとても共感した。

ある団体がやっているヒーリングは「第二親等(親、子、兄弟姉妹)までは許可なく送ることができる」とかで、それは本当なのかどうか疑問だった。ピロ魂さんの考えで見ると家族といえども独立した一個人なので、各人の成長に関与する必要もなく、勝手に許可なくヒーリングを送るのはいけないのかもしれない。

父が倒れて入院し退院後は介護施設へ移る予定だった頃、信頼しているヒーラーさんに父へのヒーリングをお願いした。肉体・霊体など特になにも指定せず、とにかく今の父に必要なヒーリングをお願いした。彼女はあらゆるレベルのヒーリングを父に送ってくれてとても感謝した。
その後しばらくして父の容態が悪化し、再度ヒーリングをお願いしようとしたのだけどガイドからストップがかかった。二人の信頼のおけるヒーラーさんがいて、どちらが今の父にとって必要かをガイドに聞いたら「違うんだよ!」と。
「肉体を回復させるヒーリングを彼は望んでいるか?彼にヒーリングは必要ないんだ。君の意思や意図でのヒーリングは彼の意思とは違う。それを他人のヒーラーに任せるのもだめだ。やるならまだ君がやるほうがいい。他人はどういう意図でヒーリングするかなんてわからない。良かれと思って肉体へヒーリングなどすると彼とヒーラーの間にカルマが生まれる」
死に向かっていく父を失う恐れで、少しでも長く生きてほしいとヒーリングするのは私のエゴだと言われた。
「じゃぁ私に何ができるのよ?!」
「彼の最善を祈るんだよ!」
それ以降父へのヒーリングは彼の最善を願うという中で私が行い、あとは川へいって祈るだけにしていた。

 

次女はしばらく会わない間に彼女の闇が肥大していて、ナルシシストの特徴の全てを持っていて驚いた。
その場その場で目の前にいる人よりも優位なポジションに立ちたいので、話す内容に一貫性がなく簡単に嘘が出てくる。電車の中でもカフェでも隣に座っている他人よりも優れていることを聞こえよがしにほのめかし(もちろん彼らは聞いていないが)、一瞬の満足感を得る。過去に私がやった良心的とは思えない行動や、何十年も昔に母が私と次女を比較して次女を褒めた話などを持ち出してマウントを取る。一瞬一瞬をどちらが上でどちらが下かを判断し、自分が上になるためにエネルギーを注いでいた。横断歩道の真ん中で突然立ち止まり、私が彼女と一緒に歩みを止めるかどうかで愛情を確かめる、子どものような試し行動もあった。そして人が彼女の思い通りに動かないと激怒してひどい言葉で罵った。
ここまで自分と向き合うことから逃げ、自己肯定感も圧倒的に低く、コンプレックスの塊となった彼女の姿に胸が傷んだ。彼女に起こっていることを話そうとしたけど「それは違う!ぜったい違う!」と声を荒げて制止し「それ以上言わないで!聞きたくない!」のメッセージが伝わってきて何も言えなくなった。

私はずっと考えていた。彼女にヒーリングを送るかどうか。家族といえども他人だし、自分と向き合わないのを決めたのも彼女だ。ヒーリングなんて望んでもいないに違いない。
同時にあの団体が言う「二親等まで許可なく送れる」は、家族として集まった魂は特別でヒーリングを送ってもカルマも生まれず、ヒーリングを望んでいなくても何らかの効果はあるのかもしれない。
そして決めたのは次女に実験的にヒーリングを送るってこと。
彼女の最善へのヒーリングだけど「自己愛に気付いてほしい」という期待(エゴ)はある。妹を救おうとしている?私こそ上から目線だし。もしかしたらいつもの母親側が作った悪循環パターンにはまっているのかもしれない。気をつけて自分を観察しないといけない。

さっき彼女にヒーリングを送ったらとても胸が熱くなり、今時点での感覚はゴーサインが出てる。
途中でストップが入るかもしれないし、気が変わってやめる可能性も高い。
いまの計画は数ヶ月間実験的にやってみて、次会ったときの彼女の様子で二親等の家族には許可なくヒーリングを送ってもいいのかどうかを確かめてみたい。